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鳥取県主催 「CO2排出量算定ワークショップ」を開催しました

 

目次

 

  1. ワークショップの概要
  2. ワークショップの目的と内容
  3. ワークショップの構成
  4. ワークショップの様子
  5. 参加者の感想
  6. ワークショップの次のステップ

  

1. ワークショップの概要

 

鳥取県商工労働部の主催により、㈱レクサーリサーチ・一般社団法人グリーンCPS協議会の講師を招き、CO2排出量算定ワークショップ:デジタル・ツールを活用して、製品ごとの排出量算定の基礎を学ぶ」が、2023年10月23日に鳥取県庁で開催されました。 

このワークショップは、鳥取県 令和5年度サプライチェーンCO2排出量見える化事業として、<第1弾!>セミナー「サプライチェーンCO2排出量見える化・削減の最新動向」2023年9月1日開催)を受け、第2弾として開催されました。 

ワークショップには、鳥取県内の17の企業・機関より約30名が参加し、グループワークによる活発な議論を通して、製品のCO2排出量算定の基礎を学び、参加者より好評を博しました。 

 


 

2. ワークショップの目的と内容

 

大手企業を中心に、製品の原材料調達から製造・加工・販売まで、サプライチェーン上で発生するCO2排出量を把握する動きが広がり始めています。

このワークショップは、 

  1. CO2排出量算定とはどのようなものかを学び、環境対応の事前準備をしたい担当者 
  2. CO2排出量算定の知識習得を通じて、社内人材の育成を進めたい経営者 
  3. 環境対応を機に企業価値や競争力を付けたいとお考えの方
 

を対象とし、仮想企業の製品ごとのCO2排出量(カーボンフットプリント:CFP)算定の流れを半日で体験できる講座で、LCAの観点から、製品ライフサイクルの各段階のCO2排出量をデジタルツールを用いて数値化し、グループワークで削減方法の検討するものです。 

LCA(Life Cycle Assessment):原材料調達から、製造・輸送・販売・使用・保守・回収・リサイクル・廃棄に至るまでの間の環境負荷を定量的に把握する手法 

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3. ワークショップの構成

以下、4つのステップにより、CO2排出量算出の基礎を学び、仮想企業の仮想製品(ハンバーガーショップでのハンバーガー製造)をモデルとして、製品のCO2排出量算定の流れを体験しました。専門家の伴走サポートのもと、LCAの観点から、製品ライフサイクルの各段階のCO2排出量をデジタルツールを用いて数値化し、グループワークを通じて削減方法を議論しました。 

  1. 基礎講座 LCA, CFP算定の基本的知識 
  2. LCA作成演習・個人ワーク 
  3. LCA作成演習・グループワーク 
  4. CFP算定演習と発表 

 

 

4. ワークショップの様子

【基礎講座】

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大久保講師(東京都市大教授)よりLCA及びCFP算定の基本的知識学びました。

 

 

 

 

【グループワーク】

例題である “ハンバーガーショップのハンバーガーLCAを指導員のサポー受けて作成しました。

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<個人ワーク>​

まず、各個人でLCA作成しました。

 

 

 

 

 

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<グループワーク>​

各個人の案を持ち寄り、グループとしてのLCA作成しました。

 

 

 

 

 

 

【発表・講評】

20231023-17各グループが作成したLCAの発表を行い講師・指導員から講評を聞きました。

 

 

 

 

 

【CFP算定演習】

20231023-19デジタルツールを使いLCAからCFPを求め削減方法検討しました。

 

 

 

 

 

 

 

5参加者の感想

 

ワークショップ参加者より以下の感想が寄せられました。 

  • 解説が分かりやすかった
  • グループ内で活発に意見交換できた
  • 実践形式が分かりやすかった 
  • 手法が理解できた
  • 環境意識の高い企業との交流の良い機会であった

また、今回のワークショップをふまえて 今後 取引先への報告・開示(サプライチェーン連携)や 自社ブランディングとして環境対応をHP等で発信 を進めていきたいとのコメントが寄せられました。

 

6. ワークショップの次のステップ


鳥取県 令和5年度サプライチェーンCO2排出量の見える化普及促進事業では、今回のワークショップの次のステップとして、<第3弾>個社別CO2排出量算定フォローアップ講座~デジタル・ツールを活用して、各社製品の排出量算定を試行する~を202311月より開始しました。 

この講座は、各社の製品(サービス)を対象に、専門家の伴走サポートのもと、製品ライフサイクルの各段階のCO2排出量を数値化(見える化)するプログラムです。製品別のCO2排出量算定を通じて、CO2をはじめとした環境を意識した製品・サービス提供の意識醸成にも貢献します。 

現在、鳥取県内の6社が受講中で、2024年1月17日に「CO2排出量算定フォローアップ講座成果発表会」を実施する予定です。県内企業6社による取組事例から学ぶCO2排出量算定の勘所をご覧頂けます。

お問い合わせ申込は下記から可能です。


お問い合わせ先: 

鳥取県商工労働部商工政策課 

〒680-8570 鳥取県鳥取市東町1丁目220 

TEL: 0857-26-7602 / Fax: 0857-26-8117 

E-mailshoukou-seisaku@pref.tottori.lg.jp 

*2024年1月17日「CO2排出量算定フォローアップ講座成果発表会」のお申し込みページ

 

一般社団法人 グリーンCPS協議会  

103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町1-5-12 Circles日本橋馬喰町10F 

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